今日まで
世界はあなたに多くの型を押しつけてきた
他人を理解することは多分
ひとを「その人」形にくり抜くこと
時に愛情をもって
ひとはあなたを定義する
でも その形は往々にしてあなたとずれていて
あなたを苦しめる
平気なふりをしながら その形になろうと
御身を捩ったことはないだろうか?
「立派で」なくていい
「優等」でも「劣等」でもない
「女で」ある必要すら ない
どんなことばもあなたを表現しきらない
いかなる形容詞にも追いつかれてはならない
あなたは あなた
あなたを歌う音楽は
あなただけが知っていればいい
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